["お経の曲"の話]

 中島です。


 前回のブログにて3/1ワンマンでは「お経の曲」を披露すると書きました。これがどんな曲か、予め説明しておきたいと思います。


 元々は2006年に作った曲です。母の遺言をきっかけに制作しました。

 母は膵臓がんで入院していて、自分の告別式で俺の曲を流してほしいと言いました。

 でも、亡くなるまでには作る事が出来ませんでした。母が死ぬ事を前提として歌詞を書くことが出来なかったからです。

 彼女の希望に応えられなかったのが心残りだったので、告別式後に制作したのがこの曲です。当時はとにかくお経を聞きまくったので、自然とお経のような曲が出来ました。母が好きだった踊り、花、雪、あとお喋りとかお洒落とか。供養になればと、そんな内容を盛り込みました。


 そういう、極めてプライベートな曲です。なので世に出すつもりもありませんでした。世間様に自分の母親の話をする理由もないし。


 ところが、しばらく前に


   親父「やれ」

   俺「断る」

   親父「次のライブでやれ、お前のプロデュース回だろ」

   俺「だが断る」


 みたいなやりとりがありました。


 その時は頑なに断ったんですけど、考え直しました。

 親父もいつまで元気かわからないし。母の希望には添えなかったから、親父の希望は聞いておこうか、みたいな。喧嘩も感謝も生きてる内にしか出来ない事を思い出しました。


 この話をするべきか否か、随分考えました。なんかお涙頂戴的な感じになってもアレじゃないですか。でも結局、演奏するからにはきちんと伝わってほしいという気持ちが勝ったので書いてます。


 そんなわけで急に「母は~」とか歌いだしても謎めかないで下さい。当日、この記事を読んでない人が「何、あの人マザコンの人?」とか言ってたら事情を説明して上げて下さい。


 よろしくお願いします。

中島