[和太鼓の音の話・3]

最終更新: 2019年9月3日

 先日16日は毎年恒例ワンマン・Kimono Rock Party vol.11 でした。ご来場の皆様、ありがとうございました。

 これまでで一番暑苦しいセットリストでした。途中、桶胴太鼓担当の平くんが電池切れたみたいになってて、過呼吸か何かかな?と心配でした。やっぱり和太鼓は体力を消耗しますね(他人事)。


 さて、数ある打楽器の中でも和太鼓の耐久性は恐らく群を抜いて優れています。全力で打ち込んでも壊れません。むしろ全身で打ち込む奏法こそが楽器の特徴にもなっています。そのためレッスンでは「打ち姿は大きく伸びやかに」と教わります。でもそういった奏法だけでは、和太鼓の音は単純になってしまいます。


 例えば次の画像の例ですが



 耳だけで聞けば1小節目も2小節目も同じ音になります。和太鼓は音符の長さをコントロールする事ができないので...


 でも、求める音のニュアンスが違う事は楽譜から伝わってくると思います。口唱和にしてみるなら、


 1小節目は「ドッッド ドッドッ ドッッド ドッドッ」

 2小節目は「ドーンコ ドンドン ドーンコ ドンドン」


という感じでしょうか。これを打ち分けるには、


 1小節目のパターンだと、腕の振りはコンパクトに素早く打つ

 2小節目のパターンだと、腕の振りは大きくおおらかに打つ


そういう感じになると思います。


 適切な打ち姿は曲調に応じて変化するという事です。音として同じでも、腕の振り方(見た目)を変えること、音符の長さを表現できると信じています。


 余談ですが、前回のブログの踊りの動画の感想で「俺はこの世とあの世の境目みたいな怪しい美しさ云々」と書きましたが、あの感想は多分、会場の雰囲気や映像の撮り方も影響していると思います。音は、視覚からの影響もものすごく受けるのだと思います。


 それぞれの曲で、どんな打ち姿が求められているか。その打ち姿を可能にする方法は何か。そういう事を日々の稽古で話したり、練習しています。


 和太鼓だから常にダイナミックな打ち姿を求めるのではなく、音楽から逆算して導き出された論理的な打ち姿で、和太鼓を鳴らしきれるようになりたいものです。


 なおここに書いた主張は充の影響によるものです。いつも怒られてます。愛ゆえに。付いていきます、師匠。


おわり 次の話

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